2011年 07月 09日
見えるべきは技術ではなく音楽 |
■暑いっすねぇ(笑)
■訪問仕事で伺うお客さんというのは、そりゃもういろんな方がいらっしゃるわけです。老若男女、所謂「お金持ち」(と思われる方)からそうではない方。まぁほんとに、いろいろですわね。このうち「老」カテゴリ(^^;に属する方だと、リタイア組も多いわけでありますが、先日お尋ねしたお客さん(男性)、年の頃なら60代後半といったところだけれども、私よりも少し背が高いのではと思える偉丈夫で、何より風貌が佐渡裕さんにそっくり>佐渡さんの15年後の姿って感じ(^^;。で、この方が、どうやらリタイア組らしい。しかも、話の端々から察するに、結構大きな企業で重役を務めておられた模様。となると、どこの会社だったのだろうと気になるところで、帰宅後さっそく検索をかけてみた>おいおい(^^;。そしたらわかりましたよ。へぇ、誰でも知ってる(と思う)あの会社の会長さんを務めた人だったんだ。とは言え、この方のお宅は都内中心地の高級住宅街とかにあるわけではなく、結構郊外の、交通の便も決して良いとは言い難い一角にあって、大企業の重役ってのもいろいろなんだな、と。大企業の重役=高級住宅地在住って発想そのものが「いかがなものか」なのかもしれませんけどもね(苦笑)
■先にも書いたように、月末に演奏会を控えていることから、今月は毎週末がオケの練習日となっている。今日もそうで、指揮者の飯守泰次郎氏による2回目の合奏練習となった。今日はマーラー5番のみで、4楽章以外を冒頭から順番に。
■飯守先生の練習というのは、とにかく「音楽」を作ることに集中させられるものとなる。もちろん、音程やリズムの修正が行われることも多いのだが(しかもこれが結構シビアにしごかれる)、それとてつまりは音楽を作るためのものなのであって、ただ音程やリズムが揃っていれば良い、というものでは決してない。ただ、この音楽、つまり飯守先生に見えている、そして先生が聴衆に見せたい音楽を、我々演奏者がどこまで感じ取れているかと言えば、これがなかなか塩梅良くないわけで、先生からも往々にして「もどかしい」旨の発言が出てくることになる。前回、5年前に指揮していただいた際は(曲はマーラー7番他)、「オケとは有機体なのです」といった言葉が再三に渡って出たのだけれど(つまり互いに聴き合ってアンサンブルしなさいよということ)、今回は「技術ではなく音楽が見えなければいけません」というものが、今のところ頻繁に示されているかなと。というか、個人的には、その表現が現時点では最も印象深い。つまり、技術的に揃っていることや弾けている・吹けていることはもちろん大事なのだけれども、そこに止まってしまうと、結局のところ音楽は聞こえてこないのだと。弾ける・吹けることは、あくまでも音楽のためにあるのだから、技術的な解決を見た先に何かしらの表現、あるいは意思なのかな、それを示さなければなりませんよと、そういうことなのだと思う。これって、実に「言えてる」ことでね、プロだからとかアマチュアだからとは関係なく、音楽をやる以上は、誰もが皆心掛けねばならないもの。現状では、指揮者の持つ音楽を感じ取り、そこに自分たちの意思=音楽を積み重ねていく、というレベルには達していない(ところがまだまだ多い)、ということなのでしょう。本番まであと3週間、しっかり精進しないと。
■ということで、先にもご案内しましたように、この演奏会(→詳細こちら)を聴いてみようかなと思われる方いらっしゃいましたら、私までご連絡くださいまし。チケットをご用意させていただきます。ご家族、お友達お誘い合わせの上でももちろん結構です。せっかくのサントリーホール公演ですのでね、少しでも多くのお客さんにお集まりいただきたいですから。
→naoya@sf.airnet.ne.jp
■訪問仕事で伺うお客さんというのは、そりゃもういろんな方がいらっしゃるわけです。老若男女、所謂「お金持ち」(と思われる方)からそうではない方。まぁほんとに、いろいろですわね。このうち「老」カテゴリ(^^;に属する方だと、リタイア組も多いわけでありますが、先日お尋ねしたお客さん(男性)、年の頃なら60代後半といったところだけれども、私よりも少し背が高いのではと思える偉丈夫で、何より風貌が佐渡裕さんにそっくり>佐渡さんの15年後の姿って感じ(^^;。で、この方が、どうやらリタイア組らしい。しかも、話の端々から察するに、結構大きな企業で重役を務めておられた模様。となると、どこの会社だったのだろうと気になるところで、帰宅後さっそく検索をかけてみた>おいおい(^^;。そしたらわかりましたよ。へぇ、誰でも知ってる(と思う)あの会社の会長さんを務めた人だったんだ。とは言え、この方のお宅は都内中心地の高級住宅街とかにあるわけではなく、結構郊外の、交通の便も決して良いとは言い難い一角にあって、大企業の重役ってのもいろいろなんだな、と。大企業の重役=高級住宅地在住って発想そのものが「いかがなものか」なのかもしれませんけどもね(苦笑)
■先にも書いたように、月末に演奏会を控えていることから、今月は毎週末がオケの練習日となっている。今日もそうで、指揮者の飯守泰次郎氏による2回目の合奏練習となった。今日はマーラー5番のみで、4楽章以外を冒頭から順番に。
■飯守先生の練習というのは、とにかく「音楽」を作ることに集中させられるものとなる。もちろん、音程やリズムの修正が行われることも多いのだが(しかもこれが結構シビアにしごかれる)、それとてつまりは音楽を作るためのものなのであって、ただ音程やリズムが揃っていれば良い、というものでは決してない。ただ、この音楽、つまり飯守先生に見えている、そして先生が聴衆に見せたい音楽を、我々演奏者がどこまで感じ取れているかと言えば、これがなかなか塩梅良くないわけで、先生からも往々にして「もどかしい」旨の発言が出てくることになる。前回、5年前に指揮していただいた際は(曲はマーラー7番他)、「オケとは有機体なのです」といった言葉が再三に渡って出たのだけれど(つまり互いに聴き合ってアンサンブルしなさいよということ)、今回は「技術ではなく音楽が見えなければいけません」というものが、今のところ頻繁に示されているかなと。というか、個人的には、その表現が現時点では最も印象深い。つまり、技術的に揃っていることや弾けている・吹けていることはもちろん大事なのだけれども、そこに止まってしまうと、結局のところ音楽は聞こえてこないのだと。弾ける・吹けることは、あくまでも音楽のためにあるのだから、技術的な解決を見た先に何かしらの表現、あるいは意思なのかな、それを示さなければなりませんよと、そういうことなのだと思う。これって、実に「言えてる」ことでね、プロだからとかアマチュアだからとは関係なく、音楽をやる以上は、誰もが皆心掛けねばならないもの。現状では、指揮者の持つ音楽を感じ取り、そこに自分たちの意思=音楽を積み重ねていく、というレベルには達していない(ところがまだまだ多い)、ということなのでしょう。本番まであと3週間、しっかり精進しないと。
■ということで、先にもご案内しましたように、この演奏会(→詳細こちら)を聴いてみようかなと思われる方いらっしゃいましたら、私までご連絡くださいまし。チケットをご用意させていただきます。ご家族、お友達お誘い合わせの上でももちろん結構です。せっかくのサントリーホール公演ですのでね、少しでも多くのお客さんにお集まりいただきたいですから。
→naoya@sf.airnet.ne.jp
by wph1842
| 2011-07-09 23:50
| オケ活動