2011年 06月 14日
実家テレビの唯一の(!?)利点は... |
■実家に来ております。およそ1ヶ月半ぶりの帰省ということになりますか。前回は、地震から2週間と少しくらいのタイミングだったわけだけど、家の中はいろんなものが倒れたり崩れたりしていて、それの後片付けを行うことが主目的での帰省だった。あと、外塀の大谷石が崩れてね、これも片付ける必要があったし。というか、この外塀については、事前の情報では「ほんの少し崩れた」みたいな話だったので、多少楽観視して帰省したのだけど、実際に目の当たりにしてみたらあーた、これが完全に「崩壊」していたわけで、よくぞまぁ人的被害を出さずに済んだと、幸運に感謝したくらいの状況だったのですわ。たまたま隣宅の、これも同じく崩壊した石塀を撤去していた業者さんが、いつも実家の庭の剪定をしてくれている造園会社さんで、しかも小学校の同級生が働いているものだから、彼の差配の下、すぐさま撤去作業に着手してもらい、当日中にはきれいさっぱり処理されるという展開になったのだけど、あれでもし自力で片付けなんてことになっていたら...。いやほんと、助かりました。
■その後、姉が何度か帰省してくれて、そこで、まるでジャングルのようになっていた庭の木々を、再び上記の造園会社さんによって一気に伐採。これまたスッキリ。というか、福島市は放射線量が終始高いですのでね、あれだけの木々があるとなれば、そこに放射性物質がそれなりの量付着していた可能性も高いので、そういう意味でも「スッキリ」したことになるのだけども...。ほんとにねぇ、この原発問題はわが福島市にも暗い影を落としておりますよ。報道でご承知の通り、幼稚園や学校の校庭で高い放射線量が測定されて、表土の削り取りと入れ替えを行っているような状況ですからね。こちらの皆さんと話をしても、この先どうなるのか... という不安の声ばかり。福島市内は、表面上は「普通」の様子ですけどもね、やっぱり大きな痛手を被っているわけであります。
■明日の午前中に電気屋さんが来てくれて、"地デジ化"工事を行ってもらう予定。あと、大谷石撤去後の代替フェンス設置工事も始まっているから、これらが終われば、実家の"震災処理"と懸案事項に対する措置は一段落ということになる。で、あとは、秋に向けての母親の法事関連。まだ納骨しておりませんのでね、これを秋の1周忌に併せて行う予定。なんだかんだ言ってる間にもう6月ですのでね、ぼちぼち準備を始めないと...。
■とは言うものの、その法事の"主催者"となるべき我が父親は、ここに来て一気に耄碌具合が進んでおり、このままでは諸行事への参加は難しいか... という状況。まぁ、はっきり言えば認知症ですよ。まだ前後不覚に陥るようなところまでは行ってないけれども、自身がどこの誰で、どういう家族構成の中にいて、今はどんな状況下にいるのか、といったことがなかなか認知できない。時間をかけてゆっくり思い出させれば、それらを正確に把握できるのだけど、瞬間的には思い浮かばないし、各事象の結び付けも容易にはできない。だから、会話がなかなか成立しないし、時間もかかるわけですな。母親の認知症初期時点とは違う傾向を示してはいるけれども、確実に進行していることは間違いないですわ。でも、このままどんどん悪化というのも困る。体力面の回復も含めて、老人ホーム側と対策を協議しないと...。
■実家で購入した地デジ対応テレビはソニー製の、はっきり言えば廉価品。32インチの、所謂"ハイビジョン画質"("フルハイビジョン"ではない)で、倍速機能のようなものもなし。だから、テロップが流れるようなところでは文字が滲んで読めないし、画質も、決して「きれい」とは言い難い。いろんな意味で「それなり」の品。自宅液晶テレビが、購入からおよそ1年経った今になっても「きれいだなぁ」と思える画質なので、実家テレビの「それなり」感はいや増すばかり。
■ただ、ソニー製であることの利点、そう、敢えて利点と書きますが、それももちろんあるわけで、それはネット対応の充実。メニューの中に最初からYouTubeが入っているし、最近の機種はみんなそうだと思うのだけど、なんと「ベルリンフィル・デジタルコンサートホール」のメニューまである。自宅テレビもネット対応してるけど、現時点ではYouTube非対応(その他動画サイトも同様に再生不可)。その辺考えるとね、やっぱりソニーは「らしく」作るよなと、そんなふうに感じます。で、先ほどLANケーブルをつないでみて、YouTubeおよびベルリンフィル…を見てみました。前者は、もともとの画質・音質がそれなりだから結果もそれなりだけど、ベルリンフィルの方は、もちろん見たのは無料のハイライト映像だけだけども、いや、十分に「使える」レベル。自宅回線はADSLだけど、それでもまったく問題ありませんでした。ソニー、侮り難し(笑)。もっとも、デジタルコンサートホールはベルリンフィルのそれだからねぇ。これで当団が同様のサービスに乗り出して、それがやっぱりソニー製テレビでなければ見られない、なんてことになると、すぐさま自宅テレビも買い替え(もしくは買い増し)ってことになるわけだけど(苦笑)
■そうそう、そんな「実験」の過程で見つけたYouTube映像をご紹介。昨年5月のウィーン国立歌劇場公演「カルメン」の前奏曲部分です。出だし好調!って感じの、なかなかに良いノリで始まっておりますね。あと、この辺の映像を拠り所にすると、ネトレプコ担当のアリア部分とかも引っ掛かってきますので、ご興味ある方はどうぞお探しください(^^;
先にNHKで放送された小澤さんの「マノン・レスコー」や「さまよえるオランダ人」の時にも書いたけど、彼の地では、こうして結構たくさんのウィーン国立歌劇場公演がテレビ放送されてるんだよね。それらすべてがDVD(もしくはBD)化されるわけではないので、こういう形でもないと見聞することができない。有料放送でもいいから、なんとか国内でも放送してくれんかねぇ。クラシカあたりがコンスタントに放送してくれるのなら、パラボラアンテナを取り付けて視聴可能にするけど(^^;。あるいはもっと確実なディスク化だけど、そっちは何かとハードル高いだろうし...。この公演も、そもそもの陣容、ガランチャ、ヴィラソン、ネトレプコ、ヤンソンスが実現していたら、ディスク化されたのかも...>って、ディスク化されないだろうことを前提に書いてますが、もしかしたらってことも、ある... よね...?(^^;
■その後、姉が何度か帰省してくれて、そこで、まるでジャングルのようになっていた庭の木々を、再び上記の造園会社さんによって一気に伐採。これまたスッキリ。というか、福島市は放射線量が終始高いですのでね、あれだけの木々があるとなれば、そこに放射性物質がそれなりの量付着していた可能性も高いので、そういう意味でも「スッキリ」したことになるのだけども...。ほんとにねぇ、この原発問題はわが福島市にも暗い影を落としておりますよ。報道でご承知の通り、幼稚園や学校の校庭で高い放射線量が測定されて、表土の削り取りと入れ替えを行っているような状況ですからね。こちらの皆さんと話をしても、この先どうなるのか... という不安の声ばかり。福島市内は、表面上は「普通」の様子ですけどもね、やっぱり大きな痛手を被っているわけであります。
■明日の午前中に電気屋さんが来てくれて、"地デジ化"工事を行ってもらう予定。あと、大谷石撤去後の代替フェンス設置工事も始まっているから、これらが終われば、実家の"震災処理"と懸案事項に対する措置は一段落ということになる。で、あとは、秋に向けての母親の法事関連。まだ納骨しておりませんのでね、これを秋の1周忌に併せて行う予定。なんだかんだ言ってる間にもう6月ですのでね、ぼちぼち準備を始めないと...。
■とは言うものの、その法事の"主催者"となるべき我が父親は、ここに来て一気に耄碌具合が進んでおり、このままでは諸行事への参加は難しいか... という状況。まぁ、はっきり言えば認知症ですよ。まだ前後不覚に陥るようなところまでは行ってないけれども、自身がどこの誰で、どういう家族構成の中にいて、今はどんな状況下にいるのか、といったことがなかなか認知できない。時間をかけてゆっくり思い出させれば、それらを正確に把握できるのだけど、瞬間的には思い浮かばないし、各事象の結び付けも容易にはできない。だから、会話がなかなか成立しないし、時間もかかるわけですな。母親の認知症初期時点とは違う傾向を示してはいるけれども、確実に進行していることは間違いないですわ。でも、このままどんどん悪化というのも困る。体力面の回復も含めて、老人ホーム側と対策を協議しないと...。
■実家で購入した地デジ対応テレビはソニー製の、はっきり言えば廉価品。32インチの、所謂"ハイビジョン画質"("フルハイビジョン"ではない)で、倍速機能のようなものもなし。だから、テロップが流れるようなところでは文字が滲んで読めないし、画質も、決して「きれい」とは言い難い。いろんな意味で「それなり」の品。自宅液晶テレビが、購入からおよそ1年経った今になっても「きれいだなぁ」と思える画質なので、実家テレビの「それなり」感はいや増すばかり。
■ただ、ソニー製であることの利点、そう、敢えて利点と書きますが、それももちろんあるわけで、それはネット対応の充実。メニューの中に最初からYouTubeが入っているし、最近の機種はみんなそうだと思うのだけど、なんと「ベルリンフィル・デジタルコンサートホール」のメニューまである。自宅テレビもネット対応してるけど、現時点ではYouTube非対応(その他動画サイトも同様に再生不可)。その辺考えるとね、やっぱりソニーは「らしく」作るよなと、そんなふうに感じます。で、先ほどLANケーブルをつないでみて、YouTubeおよびベルリンフィル…を見てみました。前者は、もともとの画質・音質がそれなりだから結果もそれなりだけど、ベルリンフィルの方は、もちろん見たのは無料のハイライト映像だけだけども、いや、十分に「使える」レベル。自宅回線はADSLだけど、それでもまったく問題ありませんでした。ソニー、侮り難し(笑)。もっとも、デジタルコンサートホールはベルリンフィルのそれだからねぇ。これで当団が同様のサービスに乗り出して、それがやっぱりソニー製テレビでなければ見られない、なんてことになると、すぐさま自宅テレビも買い替え(もしくは買い増し)ってことになるわけだけど(苦笑)
■そうそう、そんな「実験」の過程で見つけたYouTube映像をご紹介。昨年5月のウィーン国立歌劇場公演「カルメン」の前奏曲部分です。出だし好調!って感じの、なかなかに良いノリで始まっておりますね。あと、この辺の映像を拠り所にすると、ネトレプコ担当のアリア部分とかも引っ掛かってきますので、ご興味ある方はどうぞお探しください(^^;
先にNHKで放送された小澤さんの「マノン・レスコー」や「さまよえるオランダ人」の時にも書いたけど、彼の地では、こうして結構たくさんのウィーン国立歌劇場公演がテレビ放送されてるんだよね。それらすべてがDVD(もしくはBD)化されるわけではないので、こういう形でもないと見聞することができない。有料放送でもいいから、なんとか国内でも放送してくれんかねぇ。クラシカあたりがコンスタントに放送してくれるのなら、パラボラアンテナを取り付けて視聴可能にするけど(^^;。あるいはもっと確実なディスク化だけど、そっちは何かとハードル高いだろうし...。この公演も、そもそもの陣容、ガランチャ、ヴィラソン、ネトレプコ、ヤンソンスが実現していたら、ディスク化されたのかも...>って、ディスク化されないだろうことを前提に書いてますが、もしかしたらってことも、ある... よね...?(^^;
by wph1842
| 2011-06-14 01:11
| 日々雑感