フォルカーの部屋:ウィーンフィル
2024-03-26T22:00:17+09:00
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ウィーンフィルとウィンナホルンを愛する私とあなたのためのブログです。
Excite Blog
物価高騰...
http://volker.exblog.jp/33925762/
2024-03-26T22:00:00+09:00
2024-03-26T22:00:17+09:00
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ウィーンフィル
■そうこうしている間に、今年のウィーンフィルウィークのプログラム等詳細が発表されましたね。まずは下記リンク先にてご確認ください。
→ https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/article/detail/001435.html
■指揮者は既報の通りネルソンス。ソリストとして、ピアノのブロンフマンとヴァイオリンの五嶋みどりが帯同。ブロンフマンは、正直「またか」だけども(ピアノのソリストはブロンフマンとランランの持ち回り?)、五嶋みどりは、ある意味"新鮮"ではありますね。当団来日公演としては1996年以来(28年ぶり!)ということになりますか。もっとも、ウィーンでは近年共演機会があって、2020年2月にはエッシェンバッハとのソワレ定期に出ているし(シューマンの協奏曲)、2017年には国立歌劇場での室内楽シリーズに参加していたりも>ここはフロシャウアーとの"ジュリアードつながり"によるものだったのかも。とは言え、決して共演機会の多いソリストではないので、多分に"日本公演仕様"ではあると思いますけども。
■メモリアルイヤーってこともあるからやるんじゃないかと思っていたブルックナーは、結局無し。これはちょっと残念。毎年のようにネルソンスと共に演奏しているマーラーからは5番が。この曲は、来日公演では久々になりますね>1995年のレヴァイン以来?>29年ぶり!(^^;。「英雄の生涯」は、そりゃ好きな曲だし、当団のR.シュトラウスが聴けるのは嬉しいのだけれど、2020年のゲルギエフとの時にもやってるから、「またか」感がありますわねぇ...。どうだろ、結局のところ、当団ではなかなか聴く機会がなくて、かつ、指揮者との組み合わせ的にも面白そうということになると、ショスタコーヴィチ9番とドヴォルジャーク7番のプログラムってことになるかしら。もちろん、ソリストとの協奏曲も楽しみではあるけれど。皆さんはいかが?
■で、問題はチケット料金ですよ。全カテゴリー一律3000円アップとなりましたな。従って、当方がいつも狙うC席は30000円の大台に。今回は3つのプログラムだから、全部聴けたとして90000円。うーむ...。そりゃまぁ、諸物価・諸経費高騰の折ですからね、致し方ないのではありましょうが、正直ツラいっす...。頑張って働くしかないね、こりゃ(泣)
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ダブルヘッダー!?
http://volker.exblog.jp/33912054/
2024-03-21T22:21:00+09:00
2024-03-21T22:21:01+09:00
2024-03-21T22:21:01+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■ウィーン楽友協会が来シーズン(2024/25)のスケジュールを発表したので、当団はどんな感じなんだろうと確認してみた。現時点で載っているのは、楽友協会もしくは他団体主催の分で、当団主催の定期演奏会については未掲載。だけど、ある程度の"方向性"はわかりますんでね。で、いろいろ興味深い演奏会があることもわかったのだけども、中でも驚いたのが12月13日金曜日。この日は、午前10時からと夜7時半からの2回の演奏会が予定されているではありませんか。マジか⁉
■指揮はクラウス・マケラ(たぶん初登場)で、マーラーの交響曲第6番の1曲プログラム。10時の方はジュネス主催の"公開リハーサル"という位置付けで、夜の方が楽友協会主催の"本番"ということになるようだが、にしても、1日に2回マーラー6番をやるなんて... と思ったのだけど、午前の部は3時間確保されているようだから、そうか、これは通常通りのステリハということになるわけか。それを(おそらく格安で)公開すると。だとしたら、別に驚くことでもなかったかと、急に尻すぼみ...(苦笑)
■10時から1時までステリハをやって、そこから6時間半のインターバルを置いて本番。職住近接の彼らだから、教職等の仕事がなければ、一旦帰宅してくつろいでから本番に出向くというのも可能。というか、それが当たり前でしょうね。日本のプロオケではそうは行かないでしょうから(午後にステリハして、数時間置いてから本番というのが一般的では)、やっぱり彼らは恵まれた環境にありますわね。
■というわけで、1日に2回もマーラー6番をやるだなんて大変だ、という話を書くつもりが、彼らの恵まれた環境が羨ましい、という方向に変わってしまったというお粗末な一席でありました(苦笑)
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答え合わせ
http://volker.exblog.jp/33910827/
2024-03-20T23:39:00+09:00
2024-03-20T23:45:08+09:00
2024-03-20T23:39:31+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■先週末の当団定期演奏会の模様。ブルックナーの方は断片的にしか聴けていなかったので、昨晩改めて全曲を聴いてみた。メータらしい構えの大きな音楽作りなれど、思った以上に推進力があって、なかなかに充実した演奏。椅子に座っての指揮ってこともあってか、細かなところでアンサンブルに若干の"ズレ"が生じているような部分もあったのだけど、演奏のキズというよりは「誤差の範囲」という感じだったでしょうかね。素晴らしかったです。
■聴いてて思ったのが、1番フルートのマンホルツ(今後はマンホルツと記述します)がね、なんか芸風変わったなと。音色も含めてシュッツみたいな感じで、あれかなぁ、当団の中で演奏することで"先輩"奏者に似てきちゃう、というか、ああいう方向性に行くことが必然というような空気があるのかなぁ、なんて、結構モヤモヤしながら聴いていたのね。で、今日になって演奏会の模様がSNSで紹介されて、その写真を見てみたら... あれ?1番フルートはシュッツじゃん! どうりで「シュッツみたい」なわけだよ、当人なんだから(笑)
■私、なぜか、この演奏会の1番フルートはマンホルツだと思い込んでいたのですよ。当団SNSのリハーサル風景写真には写っていないのだけど、どこかで見た写真には彼がいたような気がしていて。だから、演奏を聴きながらずっと彼が吹いていると思っていた。で、それが「まるでシュッツのよう」なので、結構当惑していたと。いや、彼のフルートには、往年の奏者を想起させる「いぶし銀」の感覚があって、そこが私は好きなものだから。なのに、そんな彼が「華麗」な方向性に変わっていて...。でも、それは思い込みによる勘違いだったということで、あぁヨカッタ(^^;
■もう一つ似たようなことがあって、それは2番ホルン。WL氏から「アルゲリッチとメータは本当に素晴らしいよ!」というメールをもらっていたこともあり、彼がこの演奏会に乗っていることはわかっていた。だから、2番ホルンは彼が吹いているのだろうと思いながら聴いていたのだけど、なんか「違う」なぁと。簡単に言えば「大人しい」。WL氏の芸風は結構「男前」>あくまでも比喩表現ですよ。だから、2番ホルンだけが動く箇所とかは、ここぞとばかりに"主張"することが多い。だけど、このブルックナー7番では、その辺が概して大人しくて、なんか、らしくないなと。もしかして、2番ホルンは別の人が吹いていて(例えば入団予定のシュタンコフスキーとか)、彼はワーグナーチューバの方に回っているのかな、とか思っていたのだが、演奏会の写真を見てみたら、なんとその通り。まさに2番ホルンはシュタンコフスキーで、WL氏は、ワーグナーチューバではなく1番のアシスタントを務めておりました。やっぱりそういうことか...
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■先般のアメリカツアーにもこの定期演奏会にもLMS氏の姿は無し。それは、以前にも書いたように、彼が長期休暇を取ってアフリカ・チュニジアへのキャンピングカー旅行に出ていたからなのだけど、そんなLMS氏夫妻、昨日無事に帰宅したようです。彼らの旅の様子は、あるアプリを使ってずっと共有していたものだから、今、どこにいるのかというのは随時把握していたのだが、砂漠あり、美しいビーチありで、変化に富んだ素晴らしい旅だった模様。羨ましい限りです。ただ、心配なのは、無事に現場復帰できるのか(苦笑)。彼のことだから、楽器を持って旅に出るんなんてことはしてないと思うのよね。これだけ長く休んだ上で楽器吹けるのかなぁ... って、余計なお世話か(^^;
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生涯現役
http://volker.exblog.jp/33906503/
2024-03-18T23:26:00+09:00
2024-03-18T23:26:15+09:00
2024-03-18T23:26:15+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■昨日一昨日の当団はメータとの定期演奏会。アルゲリッチをソリストに迎えてのラヴェルのピアノ協奏曲とブルックナー交響曲第7番というプログラム。で、その模様は、いつものようにORFのオンデマンド放送で1週間聴けますんでね、以下にリンクを入れときます。
ラヴェル:https://oe1.orf.at/player/20240317/752780
ブルックナー:https://oe1.orf.at/player/20240317/752782
■リハーサルの模様が当団SNSにて発信されていて、その写真を見ると、さすがに2人とも老いたなぁと。メータが90歳近い(現在87歳)ことは承知していたけど、そう言えばアルゲリッチは何歳なんだろうと調べてみたら... な、なんとびっくりの82歳!(今年の誕生日で83歳)。アルゲリッチも80代なのかと改めて驚いた次第だったのだが、昨日のラヴェルを聴いてさらにびっくり。82歳の"おばあちゃん"の演奏じゃない!!! 技術的にほぼ完璧なのも驚異的だが、それ以上に、その音楽の「若い」こと! 「枯れる」なんてことは絶対に無いのでしょう。生涯現役。生涯魔性の女>それは違うんじゃ...。百聞は一見にしかず。ぜひとも聴いてみてください。アンコールで3楽章をもう1回やるんで、そこもお聴き逃がしなきよう。
■こういう曲をさらっと演奏する(演奏できる)ようになった当団にも感嘆。というか、隔世の感かなぁ...。二昔前くらいの当団だったら、もっとぎこちなかったと思うのよね。あと、パートによっては「大丈夫か?頑張れ!」みたいなのもあったかもしれない>マジで。
■そもそも、このラヴェルのピアノ協奏曲って、当団はどれくらい演奏したことあるんだろうと、例のアーカイブ機能を使って検索してみたら、思ったよりはやっていて、昨日一昨日を入れて全20回だった。最初は1932年の2月で、なんと初演の翌月。指揮者としてラヴェルとクラウスの名前が出ているので、もしかしたらラヴェル自らが指揮をしたのかもしれない。ただ、そこから昨日までで全20回だから、その間隔はかなり空くわけで、近年だと一昨年に演奏しているが(ブッフビンダー&サロネン)、その前は2000年(内田光子&プレヴィン)で、さらにその前は1971年(バーンスタインの弾き振り>これもスゴい)と、20年・30年間隔ということになる。いずれにせよ、そういう(当団にとっての)レア曲をアルゲリッチの超絶演奏で聴けるわけなので、はい、ぜひ上記ORFネットラジオにアクセスしてみてください。
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1泊10万
http://volker.exblog.jp/33878539/
2024-03-05T23:12:00+09:00
2024-03-05T23:12:05+09:00
2024-03-05T23:12:05+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■アメリカツアー中の当団一行は、ニューヨーク公演を終えてフロリダへ移動。今晩と明晩はネイプルズ(Naples)での公演となる。で、ちょっと興味があったので、会場のArtis-Naples, Hayes Hallのサイトにアクセスしてチケット状況を見てみたところ... まだ買えますね。いや、買えたところで、なんだけどさ(苦笑)
■で、やっぱり驚くのはその価格。現状買える一番安い席は95ドルで、最も高い席が250ドル。日本公演より全然安い。この件、確か去年だったかにもネタにしたと思うのだけど、カーネギーホールのチケットも似たような設定だったはずで、どっちにしても「安い」と。アメリカの物価水準は日本よりもだいぶ高いはず。もちろん、その分所得も多い。平均年収なんか、日本より相当上でしょう、きっと。それを考えると、このチケット代は相当に安いということになりますわね。っていうか、日本の物価水準(あるいは経済状況)の中での当団公演チケット代の在り方と比べたら相当に安い、が正しいか>言いたいこと酌んで。ただ、それでも売れ残っているというところもまた、何と申しましょうか... ではあるのだけども。
■余談。今回のツアーに参加しているホルン奏者WL氏が、ニューヨーク滞在中に自身のInstagramを更新して、その中にホテルの部屋の中で撮った写真があった。高層階の部屋らしく、窓の外には"摩天楼"が見えている。相変わらずいいところに泊まってるんだなと思い、「(東京での定宿である)オークラ同様、眺めの良い部屋に泊まってるようだね。どこのホテルなの?」とメールしてみたら、「オークラほどの豪華さはないけど、良いホテルだよ」との返事。カーネギーホール近くの高級ホテル(だと思う)でありました。予約サイトで検索してみたところ、彼らが泊っていたと考えられる部屋は1泊10万円見当。わぉ! もっとも、団体割引とかが適用されているだろうから、実際にはもう少し安いだろうけども>勝手な推測です。とは言え、1泊10万円の部屋かぁ... と溜め息をつきつつ、オークラってどんな感じなんだろうと、これまたオークラのサイトで料金を検索してみたら... はい、こっちも1泊10万円でありました。高っ!!!!
■ニューヨークの1泊10万円と東京のそれは、やっぱり東京の方が価値は上、つまり高いということになりますよね>言いたいこと酌んで。もともと高額なギャラを取るところにホテル代等諸経費の高騰と来て、そりゃチケット代も値上がりするよな、ではあるのだけど、とは言え、あまりに高くなってしまうと、私のような経済状況の者にはキツいわけで、ほんと、いろんな観点で悩ましい話です...
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そう来たか
http://volker.exblog.jp/33870423/
2024-03-03T22:24:00+09:00
2024-03-03T22:24:01+09:00
2024-03-03T22:24:01+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■では、その目的とは何だったかなのだけど、びわ湖ホールでの「ばらの騎士」の公演を観てきたのでありました。えぇ、どんだけ好きなんだよ、と思いますわよね。ウィーンまで観に行くのは有りだとしても、まさか国内遠征まですることになるとは>逆じゃないですよ、私の場合は。でもまぁ、仕方ないじゃん、本当に好きなんだから>開き直り。で、本来ならばその感想等々を書くべきところでありますが、はい、冒頭に書いたとおりの疲労困憊状態なので、ちょっと後回しにさせていただきます。楽しんで来たのは間違いないです。でも、いろいろと思うところもありました。と、今日のところはこんな感じ。
■帰りの京都駅で駅弁を物色していたら、至る所で赤福を売っていて、あぁ、久々に食いてぇなと(笑)。なので、8個入りを買い、帰宅するなり開封>食い意地張ってんな。添付のヘラで1個をこそぎ取って口に入れ、あぁ、やっぱりこの餡の具合がよろしいなと、口をモグモグとさせ... ガリッ! え?なんだ⁉ もしかして"歯"が取れた?? はい、マジで取れました>泣。それも、ブリッジの部分がそっくり外れたので、歯3個分。悪化して"余命宣告"を受けている左下かと思いきや、反対側の右下。いつブリッジにしたかも覚えていないほどの"年代物"だけど、ここがそっくりそのまま外れてしまったということで、恐ろしや赤福パワー...>泣。
■明日、歯医者に電話してみるけど、仮にすぐに診てもらえたところで、今回のはそのまま嵌め戻しておしまいというわけには行かなそうなので、"完治"には時間がかかりそう。左下はあまり強く噛めないので、この右下を頼りにしていたのだが、これじゃ当分固い物は食べられないや。あぁ、本当に鬱陶しい>そもそも歯を大事にしてこなかった自分が悪い>確かに...
■サントリーホールのホームページに今年のウィーンフィルウィークの日程が出て、11月12日(火)、13日(水)、16日(土)、17日(日)の4公演であると。ただ、プログラムは未発表。一体何をやるのやら...。で、そう言えばミューザ川崎の日程はいつだったかと思い、ホームページにアクセスして当団公演に関する情報を見てみたら... え?プログラムが書いてあるじゃんか! マジか⁉
■というわけで、下記リンク先をご覧いただきたいのでありますが、川崎はショスタコーヴィチの交響曲第9番とドヴォルジャークの交響曲第7番だそうであります。そう来たか... という感じ。確かに、言われてみればショスタコーヴィチは有り得たなと思うけど、ドヴォルジャーク(どうしてもドヴォルザークと書きたくなる>苦笑)は考えなかった。でも、これは楽しみなプログラムでありますね。まさか当団の来日公演でドボ7を聴ける日が来るとは(^^;
■ただねぇ... 問題はチケット代ですよ。金額見ました? またしても値上げしておりますね。一番安いD席でも24000円。私がいつも狙うC席は29000円。昨年のサントリーホールよりも上がってます。過去の公演では、確か川崎はサントリーホールよりは少し安い設定にしていたと思うので(違ってたらすんません)、この分だと、サントリーはC席30000円の大台という可能性も...。こうなっちゃうと、全公演行くぞ!とかは軽々に言えんなぁ。悩ましいっすね。ふぅ...
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/events/calendar/detail.php?id=3771
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景色の見え方
http://volker.exblog.jp/33860641/
2024-02-28T22:32:00+09:00
2024-02-28T22:35:20+09:00
2024-02-28T22:32:06+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■当団一行は無事にニューヨークに着いたようでありますが、今回のプログラムにあるヒンデミットの「吹奏楽のための協奏音楽(吹奏楽のための演奏会用音楽)/Konzertmusik für Blasorchester」について、もう少し話をさせていただきたい。
■私、この曲をまったく知らなかったので、どんな曲なのかと、YouTubeで検索して出てきた動画を事前に視聴していたのね。で、なるほどこういう曲かと。上位に出てきたのがオーストラリアやアメリカの団体だったから、なのかどうかは何とも言えないけど、スクールバンド用に作曲されたアメリカの吹奏楽曲みたいだな、って印象>あくまでも私にとってのイメージです。正直、あまりピンと来なかった。が、今回の当団の演奏を聴いて、あまりにも「見える景色」が違うものだから愕然としてしまったのでありました。もちろん、私にとっては、当団の演奏の方が「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちるものだったし、楽しめたということ。十分に「ピンと来る」演奏だったと。
■見える景色が違う、と書いたけど、これ、演奏者の側が楽譜から読み取るもの、つまり「楽譜の(景色の)見え方」が違っているということなのでしょう。例えばだけど、1曲目の冒頭のファンファーレの"くだり"が終わった後に来るマーチ的な箇所なんか、当団の演奏で聴いた時に「これ、(ベルクの)ヴォツェックじゃん!」って驚いたもの。テンポ感や和声の捉え方、その結果としての音楽の佇まい。そういうのが、新ウィーン楽派のそれに通じるものがあると>多分にイメージで語っておりますので、そこんとこヨロシク。これは、YouTubeで見聞したオーストラリア等の団体の演奏からは感じられなかったことで、あぁ、やっぱり楽譜の読解力が「違う」んだなと。良い悪い、あるいは優劣じゃないですよ。違う、ということ。
■と、文字で書いてもなかなか伝わらないと思いますんでね、実際のところを確かめてみようと思われた方は、YouTubeで"hindemith konzertmusik für blasorchester"で検索すると、私が見聞したのと同じ演奏が出てくると思うので、まずはそれを見ていただいて、その上でORFのオンデマンド放送での当団のを聴いてみていただきたく。で、私の言わんとしているところを感じていただけたらなと。ORFは以下のリンクですんでね。あ、あと、さらにご興味あれば、2つ目のリンクでスコアも見ることができますから、合わせてどうぞ。
→ https://oe1.orf.at/player/20240225/750311
→ https://imslp.org/wiki/Konzertmusik_für_Blasorchester,_Op.41_(Hindemith,_Paul)
■2曲目はオーストリア民謡(あるいは軍歌?)の「高貴な騎士オイゲン公(Prinz Eugen, der edle Ritter)」をもとにした変奏曲だけど、このオイゲン公の曲って、ウィーンの"アンカー時計"(の何時か)でも使われておりますな。以下のリンク先で、まさにその音を聴くことができるので、これまたご興味あればどうぞ。
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代行と祭り
http://volker.exblog.jp/33858784/
2024-02-27T22:42:00+09:00
2024-02-27T22:42:24+09:00
2024-02-27T22:42:24+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■昨日、今回のアメリカツアーでは金管奏者のやり繰りが大変そう、という話を書いたけど、木管もそれなりに人員を必要とするので、こちらもイレギュラーな対応となっているようだ。というのも、先週末に行われた、ヒンデミットで始まって「ラ・ヴァルス」で終わるプログラムの定期演奏会の模様がSNSにアップされて、その写真を見ると、1番クラリネットをゲッチュが担当したようなので。
■クラリネットの首席は3人。そのうちのオッテンザマーは、日本に来ちゃう(兄弟船!)からツアーには参加できない。ツアーにはヒンターライターが参加して、ショルンが留守番に回るという形らしく、となると、"首席代行"を誰かが務めないとヒンターライターの負担が大きくなってしまうので、それでゲッチュということになったのではないかと>勝手に言ってるだけですよ。彼女はオペラでは1番を吹いたりもしてるようなので、"代行"の一番手ということなのでしょう>勝手に言ってるだけですよ。
■先般のマーラー9番の時の写真も含めて確認してみると、"元"も含めてアカデミー生大動員+αという感じで、特に管楽器は"補助団員祭り"の様相を呈している感があります。でもまぁ、これも当団の「通常の姿」であると。あと、改めて思ったのは、余所のオケから連れて来るってのは、ほんとにやらないなと。これを一番やっているのはホルン会かも。ウィーン響やトーンキュンストラー、フォルクスオパーのメンバーなどが、割と頻繁に"乗って"ますんで。うむ、確かにホルン会の門戸開放?ぶりが、ある意味異彩を放っている感がありますわ。これ、個人的には新発見(^^;
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需要過多?
http://volker.exblog.jp/33855955/
2024-02-26T23:09:00+09:00
2024-02-26T23:09:32+09:00
2024-02-26T23:09:32+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■当団は今週末からアメリカツアーとなるが、今回は3つのプログラムを持って行く。その中に、ヒンデミットの「吹奏楽のための協奏音楽(吹奏楽のための演奏会用音楽)」があるのだけど、この曲、金管楽器を沢山使うわけです。トランペットが3本にフリューゲルホルンが2本で、この計5パートはトランペット奏者が担当するはず。つまり、トランペット奏者は最低でも5人がツアーに帯同すると。さらに、バリトン1本にテナーホルン2本、トロンボーンが3本必要で、ここはトロンボーン奏者が担当。つまり、トロンボーン奏者は最低でも6人必要だと。あと、チューバが2本だから、ここも2人の奏者が必要。これだけでもエラいことなのに、別プログラムにブルックナー9番があって、こっちはホルン奏者が最低でも8人必要な曲となっている>実際はアシスタントを付けて9人で演奏するはず。なんじゃこの金管需要過多は...
■当団の正メンバーは、トランペットとトロンボーンは各6人ずつで、チューバは2人、ホルンは10人。つまり、全パート正メンバーで演奏することも可能ではある。でも、当然ながらそんなわけには行かない。留守部隊は連日オペラ(とバレエ)をやらなきゃいけないわけだから。あと、ホルン会は、現在稼働できる正メンバーが9人なんですよ。なぜなら、LMS氏が2ヶ月の長期休暇を取って、絶賛アフリカ旅行中なので>キャンピングカーでチュニジアを旅していて、現在はKebiliという街?にいる模様。従って、それ相応の人数のエキストラ(補助団員)を入れて演奏するのだろうけど、とは言え、正メンバーも、かなりの人員をツアーの方に取られるのは確かなわけで、いやはや、こりゃ大変だ。
■以前から再三申しているように、当団(および母体となる国立歌劇場オケ)というのは、この「相応の補助団員を加えて演奏する」形が日常なので、ツアー組も留守番組も、ある意味「通常営業」ではあるのです。とは言えね、ここまで金管奏者を必要とするというのも珍しいでしょうから、それなりに"やりくり"には苦心したのではないかと...。ご苦労様です。
■ヒンデミットを含む方のプログラムは先週末の定期演奏会でも演奏されていて、その模様はORFのネットラジオのオンデマンド放送で今週末まで聴くことができます。リンクを入れときますんで、ご興味ある方はぜひ。
前半:Hindemith: Konzertmusik für Blasorchester, R.Strauss: Symphonische Fantasie aus der Oper „Die Frau ohne Schatten“
→ https://oe1.orf.at/player/20240225/750311
後半:Schönberg: Variationen für Orchester, Ravel: La Valse
→ https://oe1.orf.at/player/20240225/750313
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懐かしの
http://volker.exblog.jp/33843106/
2024-02-19T21:49:00+09:00
2024-02-19T21:55:14+09:00
2024-02-19T21:49:06+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■昨日の小澤&当団二連発は懐かしかったですなぁ。特に2002年のニューイヤーは、いろいろと感慨深いものがありました。久々に視聴しての感想は、「小澤さん、めちゃくちゃ力入ってたな」。これは「良くも悪くも」であったと申しておきますが>そのココロは... ご想像にお任せします。
■オケも懐かしい顔ぶれがいっぱい。亡くなっちゃった方も多いから、やっぱり22年という時の重さも感じましたね。一方、現役のメンバーはみんな若くて、顔つきとか「まだガキじゃん!」って感じ(笑)。当時は髪があったんだな、みたいな人もいたけれど... ってのはヤメときましょうね(^^;
■で、見事に「男ばっか」でしたな。下手したら全員男?と思ったら、唯一(だと思う)ハープをバルツェライトが弾いていて、そうか、彼女はこの時には入団していたのかと。確認してみたら、2001年に国立歌劇場オケに入っているから、まさにこの時がニューイヤー・デビュー、というか"お披露目"の場だったわけですな。余談ですけども、2001年当時の私のWeb日記(当時は"What's New!?"の名称)を見てみたら、この新人女性ハープ奏者が誰なのかわからなかったようで、でも、「少なくともバルツェライトではない」と書いてるのね>おいおい...。理由は、どこかのサイトで見た写真と顔が違うから(苦笑)。今となってはお恥ずかしい限り...
■オルガンにユーロのマークが飾ってあったけど、これは、まさにこの日、2002年1月1日からユーロの流通が始まったからだったと。で、そんなこともあってか(なのかな?)、団員による各国語での新年の挨拶という趣向もあったわけなのでしょう。実は、当時のWeb日記を確認したのは、あれの「内訳」を書いてたんじゃなかったかと思ったからで、結果は「案の定」でありました。せっかくなんで当時のまま再掲してみますね。22年の時を超えて(^^;
※この一覧の作成にあたっては、現地相談役殿こと故・山崎睦氏のお力添えがあったことを書き添えておきます。改めて、感謝。
クドラック(Va):英語 → カナダ出身フルーリー(Fl):フランス語 → 出身はスイス・チューリヒだが、フランス系の教育を受けたリー(Va):イタリア語 → 出身はオーストラリアだが、一時スカラ座オケに在籍ブラント(1stVn):スペイン語 → 奥さんがスペイン人コヴァチ(2ndVn):ハンガリー語 → スロヴァキア出身だが、ハンガリー語圏で育ったトゥルノフスキー(Fg):チェコ語 → チェコ出身シコルスキー(Cb):ポーランド語 → ポーランド出身ダーフィット(2ndVn):ルーマニア語 → ルーマニア出身コバンチェンコ(1stVn):ロシア語 → ロシア出身ハンケ(2ndVn):スウェーデン語 → 理由は不明なまま(やはり"奥さん"だろうか??^^;)キュッヒル(1stVn):日本語 → 趣味が漢字学習(笑)小澤:中国語 → 生まれが中国
■今、改めてこの企画をやったら、フランス語やイタリア語は、それぞれの国の出身者が担当するでしょう。で、新たにブルガリア語やアルバニア語やスロベニア語やクロアチア語やウクライナ語や韓国語とかも加わって、「いつまで続くんだよ⁉」状態にもなりかねない>マジで。まぁ、それだけ多国籍化(多民族化)が進んだということでありますが...
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すげぇな
http://volker.exblog.jp/33838396/
2024-02-15T22:42:00+09:00
2024-02-17T23:31:48+09:00
2024-02-15T22:42:01+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■少し前に、今月下旬から始まるメストとの定期演奏会およびアメリカツアーの件で、本当にメストが振るのか? 体調は大丈夫なのか? ということを書いたけど、当団SNSが更新されて、それによれば、どうやら予定通りということのようだ。メスト、無事に回復に向かっているということなのでしょうから、まずは何より。私とは1つ違い(彼の方が上)の、まさに同世代ですんでね、いろいろと考えさせられますよ、やっぱり。
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■当団SNSネタとしてはもう1つ。ホルンのアカデミー生募集の告知がされていて、どういうこと?と。というのも、現在のアカデミー生であるKlaus Höpflerは、つい最近アカデミーに加わったはずで、まだまだ"任期"は残っている。なのに、来シーズンからのアカデミー生を募集するってのは、いささか不可解であると。順当に考えれば、彼がどこかのポジションを得て、来シーズンからその任に就くので外れる、というのが妥当なところだが、ざっと検索してみた限りでは、そういう情報は見当たらずで。あとは、ホルンのアカデミー生を2人にするって線だけど、これはどうかなぁ。ちょっと"取材"してみましょうかね。
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■Instagramネタをもう一つ。コンツェルトハウスで「学校コンサート(Schulkonzert)」が行われ、その模様(のごく一部)の動画が公開されているのだけど、指揮者なしで演奏してますね、オケはほぼフルサイズなのに>コンマスはシュトイデ。「ツァラ」(多分冒頭だけだと思うけど)やプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」(の「モンタギュー家とキャピュレット家」)とか、なかなか「指揮者なし」は想像しにくい曲もやってて、なんかすげぇな。で、当たり前だけど、聞こえてくるのは「ウィーンフィルの音楽」。ある意味「そりゃそうだ」なんだけど、でもやっぱり、すげぇな。
※すんません、↓元の投稿が削除されちゃったみたいです。「勝手に演奏の動画をアップするな!」とか、当団からクレームが入ったのだろうか...>勝手に言ってるだけですよ。(2024/02/17:記)
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「ウィーンフィルの」の話、再び
http://volker.exblog.jp/33830556/
2024-02-08T23:13:00+09:00
2024-02-08T23:13:41+09:00
2024-02-08T23:13:41+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■当団SNSでは、今日誕生日を迎えたジョン・ウィリアムズへのお祝いメッセージが。1932年(昭和7年!)生まれだから、な、なんと92歳。未だに現役なんだからすごいよね。2020年に共演した際のライブ盤が空前の売れ方をしたらしいので、当団としても、この"恩人"に対しては手厚く礼を尽くす、ということなのでしょう。
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■以前も埋め込んだ動画だけれど、2020年に共演した際の「帝国のマーチ」を改めて。如何なる楽曲でも「ウィーンフィルの」にしてしまう当団だけど、その本領発揮というか、近年の中での白眉だと思うんだよね。リズムの取り方、和声感、歌心、そして全身全霊さ。もう、何から何まで「ウィーンフィル」そのもの。彼らにしかできない音楽だし、それが抜群に格好良く、気品高い。ほんと、何度視聴しても、ただただ惚れ惚れ、そしてニンマリしてしまう動画なのですわ。なので、作曲家の誕生日に改めて埋め込みと(^^;
■まったくの余談だけど、YouTubeには他にどんな「帝国のマーチ」演奏動画があるんだろうと検索した中に、某大学吹奏楽団のものがあった。立派な演奏で感心したのだが、上手側に陣取ったコントラバス奏者たちが客席側に体と楽器を向けて演奏していて、おぉ、これが「あれ」かと。「あれ」というのは、某コントラバス奏者が、吹奏楽における"コントラバスあるある"として(批判的に)紹介していた事例で、どんな話かというと... って、ここでウダウダ書いてもしょうがないので、ご興味ある方は、実際にその文章を読んでみてください。「吹奏楽の常識非常識」で検索すると、たぶん、上位に出てくるはずですんで。
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そういうもの?
http://volker.exblog.jp/33826378/
2024-02-05T22:07:00+09:00
2024-02-05T22:07:05+09:00
2024-02-05T22:07:05+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■当団は、今月下旬から来月上旬にかけてメストとの演奏会が続く。ウィーンでの定期演奏会等の後は、カーネギーホールなどのアメリカ公演。プログラムも、マーラーおよびブルックナーの「9番」があったり、"新ウィーン楽派"やR.シュトラウスがあったりと、結構ヘビー級。休養明けのメスト、大丈夫なんだろうか。今のところ指揮者交代のアナウンスはないし、メストの公式サイトのスケジュールもそのままだから、予定通りに指揮するということなのだろうけども。
■ベルクの「管弦楽のための3つの小品」とブルックナー9番というプログラムがあって、これ、聴いてみたいわぁ。特にベルクの方がね、当団の演奏で聴くと格別の味わいのある楽曲でもあるんで。来日公演では、1993年の時に小澤征爾の指揮で演奏していて、それは聴いている。でも、それっきり。そうそう演奏される曲でもないのでね、生きてる間にもう一度聴けたら良いのだけど...。その小澤の時って、メインはブラ4だったのだけど、先般テレビ放送された昨年のベルリンフィル来日公演でも、この曲と組み合わされていたのはブラ4でしたね。なんだろ、「そういうもの」なのかしら?
■明日の更新は諸事情によりお休みします。
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男組
http://volker.exblog.jp/33816531/
2024-01-31T23:18:00+09:00
2024-02-01T21:50:19+09:00
2024-01-31T23:18:26+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■昨日、マルヴィッツのことを書いたけれど、彼女が指揮するモーツァルト週間の演奏会は、とっくに終わっていたのよね>1月27日の演奏会。なのに、その時の様子を紹介するSNSは一向にアップされず、よって、昨日は仕方なく告知の時の記事を埋め込んだのだけど、朝になって確認してみたら、なんと、演奏会の模様の記事がアップされてるではないの。ったくもう、頼みますよ、当団SNS担当者。もう少しスピードアップしてよね。
■というわけで、そのInstagramを埋め込んでおきますけど、1枚目の写真>"カーテンコール"時のもの。これをですね、何らかの手段で拡大して見ていただきたい>Facebookが良いかな。指揮者をはじめとして、写っている人の大半が笑っているのですよ。皆が一様にここまで笑顔って、元々笑顔率の高い当団をしても珍しいのでは。よっぽど何か"笑いのタネ"になること(ハプニングとか?)があったってことでしょうが、いや、なかなかに佳き写真でありますよ。
■あと、写っている人の大半が男で、これもまぁ、ある意味すごいなと。女性団員が増えている当団とはいえ、業界標準に比べたらまだまだ低水準。テレビ中継のある演奏会とか、何よりアメリカツアーの時なんかは、アカデミー生や補助団員を動員して女性比率を上げているように見えるけど(勝手に言ってるだけですよ)、意識的にそういう構成を取らない時は、場合によっては、こんなふうに「男ばっかり」になっちゃうと。っていうか、意識的に、指揮者が女性だからオケは男性主体にしてバランスを取ってる、なんてことだったらヤだな>勝手に邪推して勝手に嫌悪すんじゃねーよ。
■余談。このオケ椅子、やっぱ格好いいなぁ。絶対このタイプの方がいい。"あの椅子"ダメ。宝くじで"億"当たったら、主要ホールにこのタイプのオケ椅子を寄贈するのになぁ...>なら、まずは宝くじを買わないと(爆)
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見極めの場?
http://volker.exblog.jp/33814796/
2024-01-30T22:04:00+09:00
2024-01-30T22:04:54+09:00
2024-01-30T22:04:54+09:00
wph1842
ウィーンフィル
■毎年この時期の当団は、ザルツブルクのモーツァルト週間(Mozartwoche)に出演。3回の演奏会というのも"お約束"という感じがするが、起用される指揮者も、若手とか、あまり共演する機会のない人が多い印象>裏付けは取ってないので、話半分で。
■今年は、ヨアナ・マルヴィッツ(Joana Mallwitz)、ラハフ・シャニ(Lahav Shani)、アンドレス・オロスコ=エストラーダ(Andrés Orozco-Estrada)の3人。皆、初共演ではないけれど、マルヴィッツはザルツブルク音楽祭でのオペラ(コジと魔笛)を振っただけだし、シャニは2015年にソワレ定期他に呼ばれただけ。エストラーダはもう少し共演機会が多いけれど、それでも2019年の来日公演以来だから久々だ>ウィーン響とのゴタゴタは... 関係ないか(^^;。とは言え、3人とも今や"売れっ子"であるのは間違いわけで、となれば、今後、関係性を深める可能性も大いにあるところ。ここで共演することで、今後につなげていくべき人材なのかを見極めているのかなと、そんな気もしているのだけど、どうでしょうかね>勝手に言ってるだけですよ。
■この3人の中では、やっぱりマルヴィッツに注目しちゃうかなぁ。ウィーン響をはじめとするウィーンの余所のオケは、女性指揮者にポストを与えたり、積極的に指揮台に招いたりといったことをしているけれど、そもそもポストがなく、自らが主催する演奏会の数も少ない当団は、その点、どうしても対応が遅れてしまう。でも、このご時世、そこ(=女性指揮者起用)もしっかり押さえていかないと、いろんな面で立ち行かなくなるでしょう。キャリアも実力も話題性も十分のマルヴィッツであれば、当団としても十分に「商売になる」と、そう判断するのではないかと思うのだけど...>勝手に言ってるだけですよ。
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