2011年 01月 03日
謹賀新年 |
■明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
■大晦日の昼過ぎに実家に着き、新年2日の夜に帰宅。ここ数年は同じパターンでの年末年始帰省が定着しております。福島は、穏やかなお正月でありました。数日前に降った雪も実家付近ではすっかり消えており、その後も雪はなし。確かに夜になれば寒かったけれど、それも想定の範囲。ほんと、穏やかでありましたよ。
■実家帰宅早々に電気屋さんがやって来て、購入した地デジ対応テレビを設置。これで実家も晴れて地デジ対応だ... と思ったら、あれれ、地デジが入らない。いや、正確に言えば、チャンネルを一部の局しか拾えなかった、のだけど>いずれにしてもトホホ。実家は、数十年前に新幹線の高架ができた時点で、地上波を共同アンテナから受信するようになっていたのだけれど、その共同アンテナが一応地デジ対応にはなっているものの、信号レベルが低い模様。何度かスキャンをかけてみるものの、まともに映るのはNHK教育のみ>電気屋のお兄ちゃんによれば、NHK教育の信号が一番強いのだとか...。アナログチューナーも内蔵されたテレビだったから、とりあえずアナログは映るようにして後は今後の検討ということにしたのだけど、まさかの展開にがっくり。信号が来てないわけじゃないのだからと、翌元日早々にブースターを購入してきて取り付けてみたのだが、結果変わらず(泣)。というわけで、後日改めてアンテナ取付を行わねばならない状況となりました。いやはや。もっとも、NHK教育だけはちゃんと映ってくれたおかげで、元日夜の"ニューイヤー"放送は、きれいな画質で見聞することができましたけどもね。
■その"ニューイヤー"。メストの満面の笑みが何より印象的ではありましたが、彼自身の満足さがすべてを物語っているように、実に楽しく、そして佳き演奏会でありました。今回のメストの作る音楽から感じられたのは「安心感」。メストは紛れもないオーストリア人であり、かつ、ウィーンで指揮を学んだ人であるわけだけれど、しかし、その活動の拠点はと言えば、長らく「外国」にあったわけよね。それが、「ついに」ウィーンに戻ってきた。それも、ウィーン国立歌劇場の音楽監督という、これ以上ない地位に就く形で。私ね、そんな立ち位置、地位にあるメストが、今、ものすごく「安心感」の中にいるんではなかろうかと、そんなことを感じているんですわ。番組内のインタビューでも語っていた、オケの面々とまったく同じ音楽言語で話せるのは幸せだ、みたいなことって、偽りない本心だと思うのよね。イギリスやアメリカのオケのシェフとして、それぞれでそれぞれに充実した音楽的成果を残してきた(残している)のは間違いないにしても、自身の出自に戻り、そこで(音楽的に)同じように育った面々と「自分たちの」音楽を奏でる。これは、ものすごく幸せなことであり、そして安心して音楽に臨めるのではないかと。そんな幸福感や安心感が、今回の"ニューイヤー"の演奏となって結実していたのではないかと、そんな思いを抱いた次第。結構な野心家だそうですからね、多分に「演出」しているのかもしれず、だとしたらだいぶお人好しな所感かもしれないのだけれど、でもまぁいいじゃない、楽しく聴けたのだから。指揮者もオケもあれだけ楽しんで演奏してくれれば、それを聴くこっちだって、十二分に幸せな思いに至りますよ。
■ここ数年で一気に世代交代が進んだ当団だけれど、今回のメンツは、比較的「お馴染みの顔」が多かったようにも。でも、そんな中、クラの1番はオッテン長男が吹いていたし、我がホルン会に於いては、首席テスト中のフーバー君がニューイヤー"デビュー"。2人とも20代半ばですからね、この辺は世代交代の象徴的存在だったかと。あとですね、これは読者の方からご通報いただいたのですけども、ダナイローヴァをはじめとする女性陣の服装がね、よく見るとおニュー(死語!?)のお揃いだったようなのですよ→こちら。男性陣と見た目が同じようでいて、でも、しっかりと女性の服装となっている。お洒落だし、格好いいっすよね。
■個人的には、"ニューイヤー"番組に山崎睦さんが登場されたことも大ニュースでありました。以前、FMの方の番組には出られたことがあったはずだけど、テレビは初めてだったのでは。何度も書いて参りましたように、当団愛に目覚めた中学2年生以来、山崎さんが書かれる音友やレコ芸、今は亡きFM fanなどのウィーン通信を読んで、彼の地への思いを馳せ、同時に、音楽を奏でる人々への興味、その見方といったものを育んできた私にとって、山崎さんは文字通りの「心の師匠」。山崎さんなくして今の私はありません。せっかく出られたんだから、もっともっといろんなことを語ってもいただきたかったけれど、随所でらしい切り口のご発言もされておりましたから、まずは目出度いと、そういうことで。
■新年早々長くなっておりますが(苦笑)、これで今日はサントリーホールで行われたフォルクスオパー響の「ニューイヤー・コンサート」に行ってきたわけですよ。で、その所感を述べないといかんのですが... もう疲れたから止めます>おいおい! 気が向いたら明日>おいおい!
■いや、楽しんで参りましたよ。指揮が"大御所"のビーブル>この人もアーノンクールやプレヴィン、ハイティンクと同じ1929年(昭和4年!)生まれ。この世界の大看板が、この世界の職人集団を振って音楽を作るんだから、そりゃもう楽しくならないわけはない。数年前に聴いた際の指揮者がポップスオケ界の巨匠エリック・カンゼル(なんと、一昨年に亡くなっていた...)で、この時の音楽がことごとく「違う」ものだっただけに、どうにもこのフォルクスオパー響ニューイヤーに関しては信用できないというか、志が低い(=商売優先)ような印象を持ってしまっているのだけど、今日のような演奏を聴かせてくれるのだったら認めます>おいおい...。冒頭に「売られた花嫁」序曲が演奏されて、これについては正直アンサンブルが(やや)メロメロではあったのだけど、ワルツやポルカ、オペレッタの歌判になると俄然本領発揮。音の飛び方まで変わりますからね、やっぱり根っからの"ウィーン音楽オケ"なのでありましょう。歌手陣は、女声がイルディコ・ライモンディ、男声がオリヴァー・リンゲルハーン。ウィーン国立歌劇場の常連メンバーであり宮廷歌手の称号も戴くライモンディが、とにかくまぁ貫禄勝ちという感じでしたかね。他にバレエダンサーが出て何曲か踊ったのだけど、プログラムには男女2組の計4人が掲載されているのに、今日の出演は男性2人に女性1人のみ。あれかな、怪我でもしたのかな? 他の日に行かれた方、いかがだったのでしょう?
■あれれ、先送りするつもりが結構書いちゃったな(苦笑)。でもって、言いたいことはほぼ言ったような感もあるので、はい、これで所感としますわ(^^;。あと、書こうと思っていたこととしてはメンツか。うむ、これもせっかくだから書いちゃえ(苦笑)。もちろんフォルクスオパー管のメンバーが主体となっているのだけど、本隊は現地で公演中だし、例えば同時期に来日の舞踏会オケなどにもフォルクスオパーのメンバーは参加していたりするので、ざっくり言って半分くらいは"トラ"というか、フォルクスオパー管以外のメンバーということになる。中には当団公演でもお馴染みの顔もあって、今回のメンバーで言えば、ヴィオラトップのキャニー(この人は元舞台オケだけど、今は正式にフォルスクオパー管の首席。ミドルネームがNozomiさんです)、1番フルートのシュマイサー(最近は当団出演機会はないはずだけど)、1番ホルンのシュテッフェルマイヤー(彼もまた最近の当団出演機会なしのはず)、2番ホルンのハルトナー(トンキュンストラー管。この人は現在の当団常トラ。昨秋の当団来日公演にも帯同)、打楽器のヴィーザー(当団来日公演にも帯同したことのあるメガネのお兄ちゃん。この人はたぶんフリーランス)といったあたり。オケの精度・性能はね、当団に較べれば明らかに劣るのだけども、じゃぁ、どの程度の当団補助団員経験者が加わると、ウィーンフィルに近づくのか?? この辺、実験してみたいような...(^^;
■すんません、もうひとネタ書きます(苦笑)。新年早々激しい腰痛が出来。昨年末から、というよりも、もうずっと前から、車の乗り降り時などにピリッと来ることがあったのだけど、ついに今朝になって慢性的な痛みに発展。寝返りを打つにも、もちろん起き上がるにも激痛が走り、とにかく往生。明日からまた仕事だから、このまま放っておくわけにもいかない。ネットで調べてみると、幸いにして今日から営業している整体院があったので、さっそく予約。フォルクスオパー響からの帰り道に寄って、1時間ほど施術を受けて参りました。おかげですっかり痛みもなくなり... というわけにはさすがに行かなかったのだけど、何がいけなくてこうなったのか、どう対処すれば良いのか、の道筋は見えたので、あとは、それに沿って対応していかないと。とりあえずは骨盤ベルトというか、腰痛対策ベルトのような物が有効なようなのだけど、良さそうな物はそれなりのお値段しますなぁ...。
■新年初回はここまで。明日から仕事だから、たぶんまたスカスカ更新に戻ると思いますけども...>おいおい。
■大晦日の昼過ぎに実家に着き、新年2日の夜に帰宅。ここ数年は同じパターンでの年末年始帰省が定着しております。福島は、穏やかなお正月でありました。数日前に降った雪も実家付近ではすっかり消えており、その後も雪はなし。確かに夜になれば寒かったけれど、それも想定の範囲。ほんと、穏やかでありましたよ。
■実家帰宅早々に電気屋さんがやって来て、購入した地デジ対応テレビを設置。これで実家も晴れて地デジ対応だ... と思ったら、あれれ、地デジが入らない。いや、正確に言えば、チャンネルを一部の局しか拾えなかった、のだけど>いずれにしてもトホホ。実家は、数十年前に新幹線の高架ができた時点で、地上波を共同アンテナから受信するようになっていたのだけれど、その共同アンテナが一応地デジ対応にはなっているものの、信号レベルが低い模様。何度かスキャンをかけてみるものの、まともに映るのはNHK教育のみ>電気屋のお兄ちゃんによれば、NHK教育の信号が一番強いのだとか...。アナログチューナーも内蔵されたテレビだったから、とりあえずアナログは映るようにして後は今後の検討ということにしたのだけど、まさかの展開にがっくり。信号が来てないわけじゃないのだからと、翌元日早々にブースターを購入してきて取り付けてみたのだが、結果変わらず(泣)。というわけで、後日改めてアンテナ取付を行わねばならない状況となりました。いやはや。もっとも、NHK教育だけはちゃんと映ってくれたおかげで、元日夜の"ニューイヤー"放送は、きれいな画質で見聞することができましたけどもね。
■その"ニューイヤー"。メストの満面の笑みが何より印象的ではありましたが、彼自身の満足さがすべてを物語っているように、実に楽しく、そして佳き演奏会でありました。今回のメストの作る音楽から感じられたのは「安心感」。メストは紛れもないオーストリア人であり、かつ、ウィーンで指揮を学んだ人であるわけだけれど、しかし、その活動の拠点はと言えば、長らく「外国」にあったわけよね。それが、「ついに」ウィーンに戻ってきた。それも、ウィーン国立歌劇場の音楽監督という、これ以上ない地位に就く形で。私ね、そんな立ち位置、地位にあるメストが、今、ものすごく「安心感」の中にいるんではなかろうかと、そんなことを感じているんですわ。番組内のインタビューでも語っていた、オケの面々とまったく同じ音楽言語で話せるのは幸せだ、みたいなことって、偽りない本心だと思うのよね。イギリスやアメリカのオケのシェフとして、それぞれでそれぞれに充実した音楽的成果を残してきた(残している)のは間違いないにしても、自身の出自に戻り、そこで(音楽的に)同じように育った面々と「自分たちの」音楽を奏でる。これは、ものすごく幸せなことであり、そして安心して音楽に臨めるのではないかと。そんな幸福感や安心感が、今回の"ニューイヤー"の演奏となって結実していたのではないかと、そんな思いを抱いた次第。結構な野心家だそうですからね、多分に「演出」しているのかもしれず、だとしたらだいぶお人好しな所感かもしれないのだけれど、でもまぁいいじゃない、楽しく聴けたのだから。指揮者もオケもあれだけ楽しんで演奏してくれれば、それを聴くこっちだって、十二分に幸せな思いに至りますよ。
■ここ数年で一気に世代交代が進んだ当団だけれど、今回のメンツは、比較的「お馴染みの顔」が多かったようにも。でも、そんな中、クラの1番はオッテン長男が吹いていたし、我がホルン会に於いては、首席テスト中のフーバー君がニューイヤー"デビュー"。2人とも20代半ばですからね、この辺は世代交代の象徴的存在だったかと。あとですね、これは読者の方からご通報いただいたのですけども、ダナイローヴァをはじめとする女性陣の服装がね、よく見るとおニュー(死語!?)のお揃いだったようなのですよ→こちら。男性陣と見た目が同じようでいて、でも、しっかりと女性の服装となっている。お洒落だし、格好いいっすよね。
■個人的には、"ニューイヤー"番組に山崎睦さんが登場されたことも大ニュースでありました。以前、FMの方の番組には出られたことがあったはずだけど、テレビは初めてだったのでは。何度も書いて参りましたように、当団愛に目覚めた中学2年生以来、山崎さんが書かれる音友やレコ芸、今は亡きFM fanなどのウィーン通信を読んで、彼の地への思いを馳せ、同時に、音楽を奏でる人々への興味、その見方といったものを育んできた私にとって、山崎さんは文字通りの「心の師匠」。山崎さんなくして今の私はありません。せっかく出られたんだから、もっともっといろんなことを語ってもいただきたかったけれど、随所でらしい切り口のご発言もされておりましたから、まずは目出度いと、そういうことで。
■新年早々長くなっておりますが(苦笑)、これで今日はサントリーホールで行われたフォルクスオパー響の「ニューイヤー・コンサート」に行ってきたわけですよ。で、その所感を述べないといかんのですが... もう疲れたから止めます>おいおい! 気が向いたら明日>おいおい!
■いや、楽しんで参りましたよ。指揮が"大御所"のビーブル>この人もアーノンクールやプレヴィン、ハイティンクと同じ1929年(昭和4年!)生まれ。この世界の大看板が、この世界の職人集団を振って音楽を作るんだから、そりゃもう楽しくならないわけはない。数年前に聴いた際の指揮者がポップスオケ界の巨匠エリック・カンゼル(なんと、一昨年に亡くなっていた...)で、この時の音楽がことごとく「違う」ものだっただけに、どうにもこのフォルクスオパー響ニューイヤーに関しては信用できないというか、志が低い(=商売優先)ような印象を持ってしまっているのだけど、今日のような演奏を聴かせてくれるのだったら認めます>おいおい...。冒頭に「売られた花嫁」序曲が演奏されて、これについては正直アンサンブルが(やや)メロメロではあったのだけど、ワルツやポルカ、オペレッタの歌判になると俄然本領発揮。音の飛び方まで変わりますからね、やっぱり根っからの"ウィーン音楽オケ"なのでありましょう。歌手陣は、女声がイルディコ・ライモンディ、男声がオリヴァー・リンゲルハーン。ウィーン国立歌劇場の常連メンバーであり宮廷歌手の称号も戴くライモンディが、とにかくまぁ貫禄勝ちという感じでしたかね。他にバレエダンサーが出て何曲か踊ったのだけど、プログラムには男女2組の計4人が掲載されているのに、今日の出演は男性2人に女性1人のみ。あれかな、怪我でもしたのかな? 他の日に行かれた方、いかがだったのでしょう?
■あれれ、先送りするつもりが結構書いちゃったな(苦笑)。でもって、言いたいことはほぼ言ったような感もあるので、はい、これで所感としますわ(^^;。あと、書こうと思っていたこととしてはメンツか。うむ、これもせっかくだから書いちゃえ(苦笑)。もちろんフォルクスオパー管のメンバーが主体となっているのだけど、本隊は現地で公演中だし、例えば同時期に来日の舞踏会オケなどにもフォルクスオパーのメンバーは参加していたりするので、ざっくり言って半分くらいは"トラ"というか、フォルクスオパー管以外のメンバーということになる。中には当団公演でもお馴染みの顔もあって、今回のメンバーで言えば、ヴィオラトップのキャニー(この人は元舞台オケだけど、今は正式にフォルスクオパー管の首席。ミドルネームがNozomiさんです)、1番フルートのシュマイサー(最近は当団出演機会はないはずだけど)、1番ホルンのシュテッフェルマイヤー(彼もまた最近の当団出演機会なしのはず)、2番ホルンのハルトナー(トンキュンストラー管。この人は現在の当団常トラ。昨秋の当団来日公演にも帯同)、打楽器のヴィーザー(当団来日公演にも帯同したことのあるメガネのお兄ちゃん。この人はたぶんフリーランス)といったあたり。オケの精度・性能はね、当団に較べれば明らかに劣るのだけども、じゃぁ、どの程度の当団補助団員経験者が加わると、ウィーンフィルに近づくのか?? この辺、実験してみたいような...(^^;
■すんません、もうひとネタ書きます(苦笑)。新年早々激しい腰痛が出来。昨年末から、というよりも、もうずっと前から、車の乗り降り時などにピリッと来ることがあったのだけど、ついに今朝になって慢性的な痛みに発展。寝返りを打つにも、もちろん起き上がるにも激痛が走り、とにかく往生。明日からまた仕事だから、このまま放っておくわけにもいかない。ネットで調べてみると、幸いにして今日から営業している整体院があったので、さっそく予約。フォルクスオパー響からの帰り道に寄って、1時間ほど施術を受けて参りました。おかげですっかり痛みもなくなり... というわけにはさすがに行かなかったのだけど、何がいけなくてこうなったのか、どう対処すれば良いのか、の道筋は見えたので、あとは、それに沿って対応していかないと。とりあえずは骨盤ベルトというか、腰痛対策ベルトのような物が有効なようなのだけど、良さそうな物はそれなりのお値段しますなぁ...。
■新年初回はここまで。明日から仕事だから、たぶんまたスカスカ更新に戻ると思いますけども...>おいおい。
by wph1842
| 2011-01-03 23:30
| 日々雑感