2010年 09月 03日
本日発売!(でした...) |
■只今ティーレマン指揮によるベートーヴェンを見終わったところですが、現時点での所感を申せば、しっくり行ったところとバタバタ感が残ったところ、両方ある演奏だったなぁ、というところでしょうかね。たとえ耳に馴染んだものとは異なる解釈・演奏だったとしても、それが「腑に落ちる」ものであればすんなり楽しめるのだけれど、ティーレマンの「仕掛け」の数々については、腑に落ちたところよりは、いささかの違和感を残したところが多かったかな、という感じ。今日の3曲について、腑に落ち加減、合点が行き加減の順に並べると、4→6→5となるか。図らずも放送の逆順となっておりますが、少なくとも今の時点での所感ではそうなります。ただ、「運命」については、テレビの音声調整をしながら聴いてたので(諸般の事情により、急遽調整をしないといけなくなってしまったので...)、それで落ち着かなかった、というか、自分が落ち着かなかったから演奏も落ち着かなく感じた、のかもしれない。それが段々耳に馴染んできて、結果的に「田園」→4番の順で腑に落ちた、のかも。よって、ちょっと時を置いて、改めて録画を見聞してみます。そうすると所感も変わるかもしれないから。
■とは言え、やっぱり4番は一番オケの音が収束してたように思うんだよなぁ。今年4月録画の5番6番については、その直前3月末に現地で聴いたブーレーズ指揮による「グラゴル・ミサ」の時と同じバタつきを感じて。あれかな、あの時期、当団においては、収束感を損ねるような何かしらの屈託を抱えていたのかな...??
■さて、予告編まで書いた「告知」について。勿体ぶったくせしてこれかよ、と呆れられるかもしれませんけども、しかしまぁ、やはり皆さんにお知らせしないわけには行かないので...。既に9月4日になっておりますが、諸事情により(!?)3日付として記させていただきますね。
■ウィーン・ヴァルトホルン合奏団(ウィーン・ヴァルトホルン協会:WWV)による往年の"名盤"「ウィンナ・ホルンの饗宴」が、この度、新リマスタリング盤として復刻され、本日9月3日に発売となりました→詳細こちら。で、私、その解説文、つまりライナーノートを書かせていただきましたものですから、そのことを皆さんにご報告させていただきたく。
■そうです、7月のアタマ頃にやっていた「執筆仕事」というのがこれなのでありました。制作元であるユニバーサル・ミュージックさんから「リマスタリング盤を発売するので、その解説文を書いてみませんか?」とのお誘いをいただき、オレがやらんで誰がやる!と意気込んでお引き受けしたものの、当時の当欄にも書いたように、結局締切を延ばしていただくような体たらく。でもまぁ、なんとか書き上げて、それなりの内容にはなったかなと思ってはいたのだけれど、後になって読み返してみると、これが「前夜に書いたラブレター」状態(苦笑)。もっと書きようがあったろうにとか、これは言葉足らずだったなとか、いささか正確さに欠けたかなとか、反省しきり...。しかし、それは今さら言っても詮無い話。とにかく、「思い」だけは込めて書かせていただきましたのでね、できればひとつ、この機会にお買い求めいただき、ご笑読いただければと。あ、もちろん、演奏もお楽しみいただければ>って、そっちが先だろうよ(苦笑)。残念ながら、と言うのも変だけど、このCDはタワーレコードによる企画品という位置付けゆえ、タワーの各店舗かWebショップでのみの販売となっております。お近くにタワー店舗がない方は、ぜひともWebショップにて。価格は破格の1000円!(^^;。オールドファンの方々については、このCD(もしくはレコード)を持っていらっしゃる方も多いと思うのですけども、上記したようにリマスタリング盤ですから、よりクリアになった音を通しての新たな発見もあるかもしれません。値段は安いですから(おいおい)、この機会にぜひもう1枚と。
■上に、オールドファンは本盤を既に持っていると思うけどと書きましたけども、私も含めて、そんな年配層(!?)にとっての「ウィンナ・ホルンの饗宴」のジャケットと言えば、←こっちなんですよね。ただ、これは当時の発売元キングレコード(ロンドンレーベル)による国内盤オリジナルのジャケットだったのです。レコードの時は見開きのジャケットで、裏表紙には白くペイントされたナチュラルホルンも写ってた。あと、楽譜付だったってのも画期的でしたな。懐かしいっすね(^^;。閑話休題。DECCAのオリジナル盤レコードのジャケットは、今回のリマスタリングCDに使われたものと同じ。つまり、リマスタリング復刻にあたって、ジャケット写真もオリジナルに戻ったというわけですな。WWVの面々が狩猟ホルンを構えている写真が使われておるのですが、なんと、この中に若き日のヘグナー、アルトマン両氏も写っているのですよ。というか、馬に乗ってホルンを構えているのは御神体ですので(^^;。彼らが録音に加わっていたのか、あるいは、ジャケ写撮影にのみ駆り出された(!)のかは不明だけど、ウィーンフィルの若手であった(録音当時は共に26歳!)お二人の初々しい姿を見ることができるってのも、この復刻盤の魅力のひとつかと(^^;
■後にも先にもメジャーレーベルによるウィンナホルン合奏の音盤ってのはこれだけで、WWVはその後もレコード・CD制作を行ったけれど、それらはいずれもマイナーレーベルによるものだったから、入手はなかなか難しく、誰もが手軽&気軽に耳にできるというものではなかった。が、最近になって、Wiener Horn EnsembleやVienna HornsのCDが発売され、ウィンナホルン合奏を比較的容易に耳にできるようになった。特に後者については、エンターテイメント性も高い(!?)演奏を繰り広げ、ウィンナホルン合奏の世界に新たな地平を切り開いた感も強い。そんな今、改めて"往年の名盤"を耳にしてみると、いろんな意味で感慨深い。時代の移り変わりの中で変化・変貌したものと、昔も今も変わらない音や音楽に対する感性。新旧のウィンナホルン合奏CDを聴くことで、そんな部分にも思いを馳せていただきたいものであります。
■とは言え、やっぱり4番は一番オケの音が収束してたように思うんだよなぁ。今年4月録画の5番6番については、その直前3月末に現地で聴いたブーレーズ指揮による「グラゴル・ミサ」の時と同じバタつきを感じて。あれかな、あの時期、当団においては、収束感を損ねるような何かしらの屈託を抱えていたのかな...??
■さて、予告編まで書いた「告知」について。勿体ぶったくせしてこれかよ、と呆れられるかもしれませんけども、しかしまぁ、やはり皆さんにお知らせしないわけには行かないので...。既に9月4日になっておりますが、諸事情により(!?)3日付として記させていただきますね。
■ウィーン・ヴァルトホルン合奏団(ウィーン・ヴァルトホルン協会:WWV)による往年の"名盤"「ウィンナ・ホルンの饗宴」が、この度、新リマスタリング盤として復刻され、本日9月3日に発売となりました→詳細こちら。で、私、その解説文、つまりライナーノートを書かせていただきましたものですから、そのことを皆さんにご報告させていただきたく。
■そうです、7月のアタマ頃にやっていた「執筆仕事」というのがこれなのでありました。制作元であるユニバーサル・ミュージックさんから「リマスタリング盤を発売するので、その解説文を書いてみませんか?」とのお誘いをいただき、オレがやらんで誰がやる!と意気込んでお引き受けしたものの、当時の当欄にも書いたように、結局締切を延ばしていただくような体たらく。でもまぁ、なんとか書き上げて、それなりの内容にはなったかなと思ってはいたのだけれど、後になって読み返してみると、これが「前夜に書いたラブレター」状態(苦笑)。もっと書きようがあったろうにとか、これは言葉足らずだったなとか、いささか正確さに欠けたかなとか、反省しきり...。しかし、それは今さら言っても詮無い話。とにかく、「思い」だけは込めて書かせていただきましたのでね、できればひとつ、この機会にお買い求めいただき、ご笑読いただければと。あ、もちろん、演奏もお楽しみいただければ>って、そっちが先だろうよ(苦笑)。残念ながら、と言うのも変だけど、このCDはタワーレコードによる企画品という位置付けゆえ、タワーの各店舗かWebショップでのみの販売となっております。お近くにタワー店舗がない方は、ぜひともWebショップにて。価格は破格の1000円!(^^;。オールドファンの方々については、このCD(もしくはレコード)を持っていらっしゃる方も多いと思うのですけども、上記したようにリマスタリング盤ですから、よりクリアになった音を通しての新たな発見もあるかもしれません。値段は安いですから(おいおい)、この機会にぜひもう1枚と。
■上に、オールドファンは本盤を既に持っていると思うけどと書きましたけども、私も含めて、そんな年配層(!?)にとっての「ウィンナ・ホルンの饗宴」のジャケットと言えば、←こっちなんですよね。ただ、これは当時の発売元キングレコード(ロンドンレーベル)による国内盤オリジナルのジャケットだったのです。レコードの時は見開きのジャケットで、裏表紙には白くペイントされたナチュラルホルンも写ってた。あと、楽譜付だったってのも画期的でしたな。懐かしいっすね(^^;。閑話休題。DECCAのオリジナル盤レコードのジャケットは、今回のリマスタリングCDに使われたものと同じ。つまり、リマスタリング復刻にあたって、ジャケット写真もオリジナルに戻ったというわけですな。WWVの面々が狩猟ホルンを構えている写真が使われておるのですが、なんと、この中に若き日のヘグナー、アルトマン両氏も写っているのですよ。というか、馬に乗ってホルンを構えているのは御神体ですので(^^;。彼らが録音に加わっていたのか、あるいは、ジャケ写撮影にのみ駆り出された(!)のかは不明だけど、ウィーンフィルの若手であった(録音当時は共に26歳!)お二人の初々しい姿を見ることができるってのも、この復刻盤の魅力のひとつかと(^^;
■後にも先にもメジャーレーベルによるウィンナホルン合奏の音盤ってのはこれだけで、WWVはその後もレコード・CD制作を行ったけれど、それらはいずれもマイナーレーベルによるものだったから、入手はなかなか難しく、誰もが手軽&気軽に耳にできるというものではなかった。が、最近になって、Wiener Horn EnsembleやVienna HornsのCDが発売され、ウィンナホルン合奏を比較的容易に耳にできるようになった。特に後者については、エンターテイメント性も高い(!?)演奏を繰り広げ、ウィンナホルン合奏の世界に新たな地平を切り開いた感も強い。そんな今、改めて"往年の名盤"を耳にしてみると、いろんな意味で感慨深い。時代の移り変わりの中で変化・変貌したものと、昔も今も変わらない音や音楽に対する感性。新旧のウィンナホルン合奏CDを聴くことで、そんな部分にも思いを馳せていただきたいものであります。
by wph1842
| 2010-09-03 23:30
| ウィンナホルン